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ミャンマー教育支援●New Zero Art Village Schoolヤンゴン郊外、ペイネーコン村のNew Zero Art Village Schoolは、現代芸術家のAye Ko氏が中心となって美術の授業を行うことからスタートし、今では英語やパソコン、音楽教室も行っています。2019年度はダンス教室も始めました。3月1日には終業式兼成果発表会が行われました。次々と自律的に学校を運営していく姿は頼もしい限りです。カンボジア文化支援●スバエクトムスバエクトムは、アンコール遺跡で名高いシェムリアップ地方に伝わる大型影絵芝居で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されたカンボジアを代表する伝統芸能です。KDDI財団では、2011年より、内戦で途絶えかけたスバエクトムの継承・復活を目指すティー・チアン一座への支援を開始し、現地のKDDIスクールで生徒対象としたワークショップや屋外上演を実施する他、2014年には雨季でも練習や公演が可能となるよう、練習場兼劇場を寄贈しました。● チャリティコンサートカンボジアでの学校建設を目的としたチャリティコンサートは、2005年に始まりました。その後も皆様のご支援により毎年開催され、チケットの売り上げは全て、途上国の教育支援に活用されています。2019年11月には、カンボジアでの12校目のKDDIスクールが開校した他、同国やミャンマーでのPC/英語教室や美術・音楽等の情操教育にも支援の裾野は広がっています。1年間の成果を披露する子供たち(バイオリン教室:ミャンマー)14KDDI Foundation Vol.11ダンス教室(ミャンマー)スバエクトムコンサートチラシチャリティコンサートKDDIビル(新宿)屋上にて海外研修国際社会におけるディジタルデバイド解消のためには、開発途上国への技術移転およびその人材育成が不可欠です。KDDI財団では、政府機関、国際機関、民間企業等からの要請に基づき、情報通信に関する技術、運用管理業務などのプログラムを企画し、開発途上国からの研修員を対象とした技術研修を実施しています。初めての海外研修は、開発途上国への技術移転の一環として1957 年に当時のKDDがタイのテレコムキャリアから2 人の研修生の受け入れに遡ります。各国のテレコムキャリア向けに行っていた研修は、やがて同じテーマを学ぶ様々な国の技術者を集めた集団研修としてJICA やAPT が主催する研修を請け負う形となり、衛星通信、国際電話、インターネット、光ケーブル技術、セキュリティ等、現在は最新技術の紹介なども取り入れた興味深いコースを企画・実施しています。1957年から現在まで、約144か国、計6,000人が研修を受けています。

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