現地学校でのそれぞれの活用方法と今後現地の小中学校(日本の小学校1年生から高校1年生に相当)では、各校の裁量で教えられる時間帯があり、その中でロボットプログラミング授業を導入する積極的な学校も出てきました(小学6年生から中学3年生が毎週1時間学習など)。また、周辺住民の方々への学校開放イベンドで、ロボットデモを行っている学校もあり、校長先生からは、「入学希望者数が増加し、欠席率が低下した」という効果が出ているとのことで、このような指標での検証も進めていきます。このように各校でそれぞれの活用の仕方を模索し始めています。これまで約1年間は予算的にも技術的にも日本から支援を行ってきましたが、今後、継続的に活動していくためには、ラリトプール市を中心とした現地での推進が重要となるため、そのための体制作りや予算助言などに注力していく予定です。また、現時点では7校でこの活動を実施していますが2020年内には10校程度に増やしていく予定です。晴れた日にはヒマラヤも一望できます。ラリトプール市にある世界遺産パタン市内の様子ネパール連邦民主共和国のラリトプール市は、首都カトマンズに隣接する大都市の一つで、同国で最も多くの歴史上有名な芸術家や最高の工芸家を生み出した古都です。LANDSCAPE ofNEPALトレーニング受講中の先生達各チームが製作したロボットヒンドゥ校での模擬授業の様子ヤショドラ校での模擬授業の様子10KDDI Foundation Vol.11
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