2009年10月、財団法人国際コミュニケーション基金 (ICF) と財団法人KDDIエンジニアリング・アンド・コンサルティング (KEC)の合併により、『財団法人KDDI財団』が発足し、爾来、両財団の理念と資源を集約し、より効率的・効果的な社会貢献活動を推進してまいりましたが、このたび、公益財団法人の認定を受け、2012年4月1日より「公益財団法人」に移行し、新たな一歩を踏み出すことになりました。新しい公益法人制度改革の目的にうたわれた「民による公益の増進」は、まさに財団の社会的使命でもあり、「民」の心をもって「公益」の志を貫く所存でございます。
これからも、財団設立の目的、「国際的視野のもと、わが国の内外において、情報通信の普及・振興に資する事業と、関連する分野の研究及び事業に対する助成・援助を行い、もって社会、経済、文化の進展に寄与する」を基本理念とし、世界の隅々まで情報通信の恩恵が行き渡ることを目指した事業を推進してまいります。
どうぞこれまでにも増して皆様のご声援を賜りたくお願いを申し上げます。
母体となった両財団の来歴を辿ってみると、ICFは1988年に設立され、情報通信にかかる学術研究、社会的活動、留学生への助成・援助を中心とした活動を続け、その助成対象は1,400余件、助成総額は17億円に至っております。また、KECはさらに遡って1974年の設立以来、途上国における170件余りの通信コンサルティングをはじめ、5,600名を超える海外研修生の受入等の実績を有しているなど、大きな足跡を残してまいりました。これら国内外に蓄積された有形無形の実績と人的ネットワークを財産とし、さらに公益活動を強く推進してまいります。
個々の人間が様々な形で情報を授受することによって成り立っている現代社会において、情報通信がもたらす恩恵には計り知れないものがあります。いつでもどこでも誰とでも、情報通信を通じて絆を感じられる、そんな社会の実現に向けて、大きく貢献できる財団でありたいと考えています。皆様のご支援ご指導を心よりお願い申し上げます。
KDDI財団 理事長
伊藤 泰彦